1.中学英語 be動詞
今回は中学英語、be動詞についてまとめていきます。
1.be動詞って何者なの?
みなさん算数の式を思い浮かべてください。
1+1=2ですよね?
この際言ってしまいましょう。be動詞とは、この「=」の働きをするものです。もう一度言います。be動詞の意味は、「=」です。
A+be動詞+Bで、A=Bの意味を表す事ができます。
2.世の中そんなに甘くない!
ということは、「私はトムです。」と言いたい時には
「I be Tom.でいいのか!」と思ったそこのあなた!
be動詞はbeだけじゃないんです!
be動詞の現在形には、be,am,are,isの4つが存在します。
「なら、I is Tom.でいいのか!」と思ったらそれはそれで大間違い!
be動詞は主語によって使い分けなければならないんです!
3.be動詞は主語によって使いわけろ!
和菓子には日本茶、ケーキには紅茶…などのように、適したパートナーというものが英語にも存在するわけです。
まずはこれを暗記してください。↓
一人称:私
二人称:あなた
三人称:私でもあなたでもない人やもの、すなわち彼、彼女、トム、ミカ、その犬、その本など…
先ほどbe動詞にはam,are,isの3つがあると言いました。いよいよその使い分けです(現在形)。
主語が一人称のとき→am
主語が二人称のとき→are
主語が三人称のとき→is
主語が複数のとき→are
「ってことは、I am Tom.ならいいんだな!」という事がお分かりいただけたのではないでしょうか?
4.複数だとまた話が変わる
「あれ、さっきのところに書いてあった複数って何?」と思われた方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?
みなさんはこの2つの違いがわかりますか?
A.トムとケン B.トム
「人が違う!」
ええ、その通りなんですけどね…。今回は人数に注目していただきたいんです。Aがトムとケン、2人なのに対し、Bはトム、1人ですよね?
ここで気づいていただけたのではないのでしょうか?
Aのように、主語が2人あるいは2個以上のものを「複数」、Bのように主語が1人あるいは1個のものを「単数」と呼びます。
そしてこのように、主語が複数の場合にはbe動詞にはareを用います。
5.まとめてみましょう。
一人称
単数 I 私 be動詞はam
複数 We 私達 be動詞はare
二人称
単数 you あなた be動詞はare
複数 you あなた達 be動詞はare
三人称
単数 he 彼、she 彼女、it それ、Tom トム など be動詞はis
複数 they 彼ら、それら be動詞はare
6.さあ、問題にチャレンジしてみましょう!
次の空所にそれぞれ適切なbe動詞を補い、日本文に合うようにしなさい。
1.私はケンです。
I (①) Ken.
2.あなたは先生です。
You (②) a teacher.
3.彼はカッコ良いです。
He (③) cool.
4.私達は友達です。
We (④) friends.
5.私とユミは吹奏楽部に入っています。
I and Yumi (⑤) in the brass band club.
答えは…
①am ②are ③is ④are ⑤are
7.それでは否定してみましょう。
「私はトムではありません。」
と言いたいとき、どう言えば良いと思いますか?
簡単です。be動詞の後ろにnotを付けてください。
つまり、I am Tom.を否定するのでI am not Tom.となります。
8.それでは英作です。
この文を英作してみましょう。
①「私は先生ではありません。」
手順1:「私は先生です。」という文を作る。
手順2:それを否定する。
②「彼は親切(kind)ではありません。」
手順1:「彼は親切です。」という文を作る。
手順2:それを否定する。
9.答えは…
①I am not a teacher.
②He is not kind.
覚えておいてほしい短縮形
are not→aren't、is not→isn't
am notに短縮形はありません!amn'tとかにしないでください!
10.最後は疑問文です。
be動詞の疑問文は本当に簡単に出来てしまいます。
You are Tom.(あなたはトムです。)
これを疑問文にしましょう。簡単です、be動詞を文頭に持ってきて、最後に「?」をつければ完成です。このクエスチョンマークを忘れて減点、ということも多いので気をつけてください。
Are you Tom?(あなたはトムですか?)
ただ、この答え方だけ注意して下さい。
11.疑問文への答え方
彼はトムですか?と聞かれて、「はい、そうです」や「いいえ、ちがいます」とはどう答えるのか。
Is he Tom?
英語は論証をうだうだ書いてから結論を書く日本語と違い、結論を先に持ってきたい言語なんです。なので最初にYesかNoかをハッキリさせます。
例えばYESと答えたい時には、
Yes.だけだと減点対象もしくはバツです。主語と動詞が入って初めて文になります。
ではどう書くのか?
要は「はい、彼はトムです」と書けばいいわけです。
yesかnoかを書いた後にカンマ(,)を置いて、文を続けてください。よって、Yes, he is Tom.となるのですが、トムトムうるさいですよね?英語は繰り返しも嫌います。なので、きっちりとbe動詞で止めて下さい。
従って、Yes, he is.となります。
注意:Yes, he is.をYes, he's.などと、文末にbe動詞が来た時には短縮形には出来ない。
12.NOで答えたい時
NOで答える時も基本的には同じです。
Noを先頭に出して、後ろに文を続けます。
No, he is not Tom.
しかしこれもトムトムうるさい。なので、トムの部分は消してください。
No, he is not.
しかしこれ、何か短縮形に出来そうですよね?
be動詞が文末に来ているわけではないので、短縮形にして構いません。
パターンは2つ。
No, he isn't.にするか、No, he's not.にするかの二択です。教科書ではよく前者のパターンを見かけます。
欲張って、No, he'sn't.などとしないようにして下さいね。笑
13.もしこういう質問なら…?
日本語でも、「マイクは医者ですか?」という質問に答える時は「はい、マイクは医者です」とは言わずに「はい、彼は医者です」と答えるのが普通ですよね?
これは英語でも同じです。
Is Mike a doctor?
これへの返答は、
Yes, Mike is.とは書きません。「彼」を表すheに変えてください。
よって、Yes, he is./No she isn't.となります。
繰り返しを避けるために使う、この類の名詞のことを代名詞といいます。
例:Mike→he(彼)
Emily→she(彼女)
the dogs→they(彼ら/彼女達/それら など)
14.さて、英作にチャレンジしてみましょう。
①「彼は医者(a doctor)ですか?ーはい、そうです。」
手順1:「彼は医者です。」という文を作る。
手順2:それを疑問文にする。
手順3:返答を書く。
②「カレンは背が高いですか?ーいいえ、違います。」
手順1:「カレンは背が高いです」という文を作る。
手順2:それを疑問文にする。
手順3:返答を書く。
15.答えは…
①Is he a doctor?ーYes, he is.
②Is Karen tall?ーNo, she isn't(she's not).
となります。
ちなみに答えの文はもともと
①Yes, he is a doctor.
②No, she is not tall.
でした。
いかがだったでしょうか?
ここまで色々と書いてきましたが、これだけではまだ不十分なところがあると思います。ですから、これで完璧だとは思わずに教科書やワークブックなどの問題にも積極的にチャレンジしていってほしいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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